ウェルネス通信

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二日酔い対策に最強?飲む前に飲みたい「田七人参」とは

2024.11.23

年末年始や年度始めは、飲み会が多い時期。ついお酒を飲み過ぎて二日酔いになり、翌日は一日寝て過ごすなんてこともありますよね。せっかくの楽しい時間を台無しにしないためには、事前の対策が大切です。そこでおすすめなのが、肝機能をサポートする「田七人参」です。

なぜお酒には「田七人参」が最強なのか?

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中国伝統医学では、「大酒は肝に負担をかけ、脾胃(胃腸)の消化力を低下させる」とされています。アルコールを分解する肝臓は大量の飲酒によってダメージを受け、重症化するとアルコール性肝炎になることも。晩酌が日常的になっている方や飲み会の多い方などは、日頃から肝臓の健康に気を配ることが大切になります。中医学では「肝」を守り、低下した「脾胃(胃腸)」の働きを高める食材として、牡蠣、シジミ、タコ、海藻、ミカン、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ウコン、田七人参、黒酢、酢などを勧めており、なかでも薬用人参の田七人参は肝機能を高める働きがあるとして、古来から重宝されてきました。

日本ではあまり馴染みのない田七人参ですが、同じ薬用人参として高麗人参はご存じの方も多いでしょう。高麗人参は健康効果の高さが有名ですが、実は高麗人参に含まれる「サポニン」という成分が、田七人参には約7倍も含まれていることはあまり知られていません。「サポニン」は近年注目されている成分で、脂っぽいものやお酒が好きな方や、若々しさを保ちたい方、免疫力の低下が気になる方などから注目されている成分。その突出した健康効果により、田七人参は「薬用人参の王様」と呼ばれており、肝機能をケアしたい方から人気なのです。

お酒が好きな方におすすめの「田七人参」はどんな植物?

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田七人参は中国伝統医学で使用される薬草の一種で、ウコギ科人参属の根菜です。現存する人参属植物の中では最も原始的なものとされ、「生きた化石」とも呼ばれています。主に中国西南部の雲南省で採取できますが、育つまでに七年もの月日を要することから、「田七(でんしち)」と呼ばれるように。非常に厳しい条件下で育ち、収穫した土地は栄養分がことごとく吸収されつくされ、雑草すら生えないと言われています。現在は栽培方法が研究されていますが、まだ量産は難しいようです。
そんな田七人参は、なんと中国で16世紀末頃から活用されてきたという長い歴史があります。約400年前の薬物研究書『本草綱目』にもその薬効が記載され、金にも換えがたいほど貴重なものとして「金不換(きんふかん)」と呼ばれるように。薬として重宝されるとともに、薬膳原料として食事にも取り入れられ、広く親しまれてきました。近年では改めてその効果が見直され、日本でも健康意識が高い方の間で根強く支持されています。

田七人参の正しい飲み方とは?

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田七人参は近年愛飲家の間で人気となっていますが、コンビニなどで買える二日酔い予防のドリンクと異なるのは、日々のケアとしてもおすすめできるという点です。ウコンドリンクなどは飲み会の直前に飲むのが一般的ですが、田七人参は肝機能の強化をはじめ、さまざまな健康サポートをしてくれるため、日常のケアとして毎日飲むとより効果的なのです。

また、忘年会のような長時間の飲酒が明らかなときには、あらかじめお酒を飲む1~2時間前に飲んでおくと安心です。併せて飲み会後にも追加で飲めば、アルコールの分解をサポートしてくれます。万が一飲み会の前後に飲み忘れてしまった場合は、二日酔いになってしまってからでも飲んだ方がベター。「お酒で負担がかかっているな」と感じるときに、お守り代わりに飲むと良いでしょう。

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