
健康効果の高さで知られるサポニン。薬用人参や大豆などに多く含まれていますが、どのように摂取するのがよいかわからないという方も多いようです。そこで本記事では、サポニンの効果やどんな方に選ばれているのかを解説していきます。
サポニンとはどんな成分?
サポニンは、植物の根、葉、茎などに含まれている成分で、特に大豆などのマメ科の植物や、高麗人参や田七人参のような薬用人参に多く含まれています。水に溶かして混ぜると、まるで石鹸のように泡ができることから、ラテン語で石鹸の意味の「サポ」が名前についたとされています。そのため、「天然の界面活性剤」とも呼ばれますが、化学物質の界面活性剤とは全く異なるものなので、人体に有害な成分ではありません。
サポニンにはさまざまな効能がありますが、特に脂質に関する働きが注目されています。そのため、ドロドロ血液のめぐりを良くしたい方や、肝臓の疲れが気になる方などに積極的に摂られているようです。また、免疫力への働きも期待できるため、強い体づくりのためにも大切な成分です。
そんな健康効果の高いサポニンですが、コーヒーのような独特の苦みがあることから、気軽に摂れるサプリメントが人気です。なかでも健康意識の高い方に支持されているのが、サポニンが豊富でありながらサポニン以外の栄養も豊富な、田七人参のサプリです。
サポニン豊富な田七人参とはどんな植物?
田七人参は、高麗人参と同じ薬用人参の一種で、中国伝統医学で使用されてきた薬草です。約400年前の薬物研究書『本草綱目』にもその薬効が記載され、金にも換えがたいほど貴重なものとして「金不換(きんふかん)」と呼ばれるように。薬として重宝されるとともに、薬膳原料として食事にも取り入れられてきました。
サポニンは高麗人参にも豊富に含まれますが、なんと田七人参のサポニン含有量は、高麗人参の約7倍。田七人参が、薬用人参の王様と言われる所以です。さらにフラボイド、有機ゲルマニウム、多数のミネラル、ビタミンなども豊富なので、漢方では病後の体力回復のために処方されることもあるようです。
希少価値の高い田七人参は、これまで一部の人々しか入手できないものでしたが、現在は栽培研究が進み、日本でも入手できるように。そこで近年は、手軽に田七人参を摂ることのできるサプリメントも普及してきました。ぜひ自分にあった田七人参サプリを見つけて、健康維持に役立ててみてください。