ウェルネス通信

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「健康診断のC判定、見なかったことにしていませんか?」急増する“脂肪肝”のリスクと「肝臓デトックス」術

2025.12.08

「若い頃は一晩寝れば体重が戻っていたのに、最近は何をしても痩せない…」 「健康診断で『脂肪肝』や『コレステロール』の数値を指摘された」など、40代、50代と年齢を重ねるにつれて、こうした悩みは切実になってきますよね。実はその原因の多くは、代謝の要である「肝臓」の疲れにあるかもしれません。

今回は、漢方カウンセラーの吉田さんに、働き盛りの世代に忍び寄る「脂肪肝」の怖さと、溜め込まないためのケア方法についてお話を伺いました。

漢方カウンセラー 吉田幸代漢方カウンセラー・医薬品登録販売者 吉田幸代さん
登録販売者としてドラッグストアで7年間勤務。医薬品担当のリーダーとして勤務しながら、東洋医学専門学校【クラシエ】で2年間漢方を学ぶ。自身のアレルギー体質と向き合いながら西洋薬と漢方薬について深く理解し、体質改善と未病を防ぐ漢方薬の世界に飛び込む。現在漢方カウンセラーとして、様々な患者様の心身の悩みに向き合う。

なぜ、年を取ると「痩せにくくなる」のか?

──40代を過ぎたあたりから、急に太りやすくなったと感じる方が多いようです。

吉田さん(以下、吉田): そうですね。若い頃は、前の日に焼肉をいっぱい食べても、翌朝にはお腹がペタンコに戻っていたりしましたよね。でも、年齢を重ねるとそうはいきません。
これは、様々な臓器が老化していく中で、特に「肝臓の機能」が落ちてくることが大きな原因です。肝臓は、食べたものをエネルギーに変える「代謝」を司る臓器。この機能が落ちると、エネルギーとして消費しきれなかった分が、脂肪として体に蓄積されやすくなってしまうのです。

自覚症状なし。「脂肪肝」は破裂寸前の風船

──特に男性に多い肝臓のお悩みはありますか?

吉田: やはり一番多いのは「脂肪肝(しぼうかん)」です。 日本人の約3人に1人が該当するとも言われていますが、肝臓に脂肪がベタベタと溜まってしまう状態です。これが続くと血液がドロドロになり、動脈硬化のリスクが高まります。
特に男性は45歳くらいから「男性更年期」に入り、血管系のリスクが高まる時期です。ここでケアを怠ると、脳梗塞などの重大な病気に繋がりかねません。

──痛みなどの前兆はあるのでしょうか?

吉田: そこが一番怖いところなんです。胃であれば「痛いから休めよう」と分かりますが、肝臓は「沈黙の臓器」なので無反応です。
イメージとしては、「静かに膨らみ続ける風船」のようなもの。 痛みがないまま限界まで脂肪を溜め込み、ある日突然、バーン!と破裂するように病気が発症してしまう。目に見えないものほど怖いものはないので、数値が悪くなる前にケアすることが本当に大切です。

男性のやる気に火をつける?「数値」との付き合い方

──健康診断で数値が悪かった場合、すぐ薬を飲むべきでしょうか?

吉田: もちろん医師の指示に従うことが前提ですが、健康診断の基準値はかなり厳格に設定されています。 もし数値が「要経過観察」などのグレーゾーンであれば、すぐにお薬に頼るのではなく、「次の検診まで生活習慣を見直して、自力で下げてみる」という選択肢もあります。
医師に「3ヶ月間、食事やサプリメントで頑張ってみたいです」と相談してみるのも良いでしょう。

──自分で努力する期間を作るんですね。

吉田: はい。実は男性って、女性よりも「数字で結果が出る」ことが好きなんですよ(笑)。 「田七人参を飲んで、お酒の飲み方を工夫したら、数値がこれだけ下がった!」と結果が出ると、それがゲーム感覚のような楽しさになって、急に健康志向に目覚める方が多いんです。 自分の体は自分でしか守れません。まずは自分の持っている「回復する力」を信じて、生活習慣を変えてみることをおすすめします。

肝臓は「ブラック企業」状態? デトックスの重要性

──生活習慣を変えるといっても、付き合いで外食やお酒が避けられない人も多いです。

吉田: そうですよね。現代社会で、添加物や脂質を完全に避けるのは不可能です。 だからこそ大切なのが、「入ってきたものを、溜め込まずに出す(解毒)」という考え方です。
今の皆さんの肝臓は、例えるなら「宅配便がひっきりなしに届くのに、荷解きもせず部屋に積み上げている状態」です。これでは足の踏み場もなくなってしまいますよね?

──部屋(肝臓)がパンパンになっているんですね。

吉田: はい。しかも肝臓は文句も言わずに働き続けるので、まさに「ブラック企業の社員」のように酷使されている状態です(笑)。
本来は「12時間断食」などで胃腸を休めるのが理想ですが、忙しい方はそれが難しい。 だからこそ、解毒をサポートする「田七人参」の力を借りてほしいんです。お酒を飲む前でも後でも一緒に飲んで、肝臓の負担を減らしてあげる。入ってくる毒素(荷物)をスムーズに片付ける手助けをしてあげてください。

毎日飲むものだからこそ「安心」な選択を

田七人参根

──市販のサプリメントなどで対策するのはどうでしょうか?

吉田: 手軽で良い面もありますが、商品の裏面を見ると、有効成分以外に保存料や添加物が含まれていることがあります。肝臓を休めたいのに、添加物の処理でさらに肝臓に仕事をさせてしまっては本末転倒ですよね。
その点、田七人参はウコギ科の植物であり、自然由来の「食品」です。 働き詰めの肝臓に、余計な負担をかけずに優しく寄り添ってくれる。毎日飲むものだからこそ、そういった安心できるものを選んでいただきたいなと思います。もちろんサプリメントに関しても田七人参100%使用や添加物不使用を選ぶのが大切かなと思います。

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※本ページでご紹介している情報は、特定の商品の効果効能を謳うものではありません。
記載されている効果や効能に関する記述は、商品、体調や症状など個人差が生じる場合がございます。ご自身の健康状態に関するご相談や、具体的な商品の効果についてのご質問は、必ず医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。

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