
「なんだか最近、やる気が出ない」「急に顔が熱くなる」……。 40代前後から多くの女性が感じ始める心と体の変化。それはもしかすると、更年期のサインかもしれません。
今回は、漢方カウンセラーの吉田幸代さんにお話を伺いました。更年期のメカニズムから、漢方の視点でのケア方法、そして近年増えている「男性更年期」まで、心と体を楽にするヒントを教えていただきました。
漢方カウンセラー・医薬品登録販売者 吉田幸代さん登録販売者としてドラッグストアで7年間勤務。医薬品担当のリーダーとして勤務しながら、東洋医学専門学校【クラシエ】で2年間漢方を学ぶ。自身のアレルギー体質と向き合いながら西洋薬と漢方薬について深く理解し、体質改善と未病を防ぐ漢方薬の世界に飛び込む。現在漢方カウンセラーとして、様々な患者様の心身の悩みに向き合う。
目次
そもそも「更年期」とは?いつから始まる?
──まずは、更年期とはどういったものなのか教えてください。
吉田さん(以下、吉田): 更年期は、主に女性ホルモンの一つである「エストロゲン」の分泌量が低下することで起こります。ホルモンバランスが崩れることで、自律神経が乱れたり、精神的に落ち込みやすくなったりと、心身にさまざまな不調が出てしまう時期のことを指します。
──具体的に、何歳くらいから症状が出るものなのでしょうか?
吉田: 一般的には45歳〜55歳くらい(閉経を挟んだ前後5年間)と言われていますが、これにはかなり個人差があります。
近年は食生活や生活習慣の変化もあり、早い方だと30代後半から症状を感じる方もいらっしゃいますね。一方で、閉経を迎えても「更年期って何?」というくらい、全く症状が出ない方もいらっしゃるんです。
年代によって変わる「心と体」の症状

──年齢によって、症状の出方に違いはありますか?
吉田: そうですね、傾向として違いが見られます。
30代後半〜40代(プレ更年期など)はまだ生理がある時期ですが、ホットフラッシュ(ほてり)などの身体的な症状が強く出やすい傾向があります。50代前後(閉経周辺)になると生理が止まることへの戸惑いや、「女性ではなくなってしまう」という喪失感から、メンタル面の不調が強く出やすくなります。これも先程申し上げたように個人差がありますので参考にしていただければと思います。
──心の乱れにも繋がってくるんですね。
吉田: もちろんです。ホルモンバランスが崩れると、連動して「自律神経」も乱れてしまいます。その結果、イライラしたり、不眠になったり、理由もなく鬱々としたり……。 「なんで私、こんなに落ち込んでいるんだろう?」と不安になる方も多いですが、これはホルモンの影響なので、決してご自身を責めないでほしいですね。
漢方の知恵「吐法(とほう)」で心をデトックス
──精神的に辛い時、どのように対処すれば良いでしょうか?
吉田: 一番大切なのは「一人で悩まないこと」です。一人で抱え込むと、心も体もどんどん沈んでいってしまいます。専門家やご家族、お友達など、誰かに相談するのが解決への一番の近道です。
漢方には「吐法(とほう)」という言葉があります。これは、悪いものを口から吐き出すことで楽になるという考え方です。 辛いことや溜まっているものを言葉にして「口から出す(話す)」ことで、体から悪いものを出すデトックスになります。女性同士で集まってお喋りをしてスッキリするのは、理にかなっているんですよ。
実は男性にもある?「男性更年期」

──最近は男性の更年期も話題になりますが、やはりあるのでしょうか?
吉田: あります。私が以前ドラッグストアに勤務していた頃はまだ認知されていませんでしたが、ここ数年で「男性更年期」に対応した漢方薬やサプリメントなども増えてきました。
男性も女性と同様に、45歳頃から男性ホルモン「テストステロン」の分泌が減ることで症状が現れます。ただ、現代はスマホやパソコンなどの影響やストレスで、20代・30代の若い男性でも症状が出るケースが増えています。
──男性にはどのような症状が出るのですか?
吉田:大きく分けて2つの面があります。
身体面: 筋力の低下、息切れ、疲れが取れない、突然のほてり
精神面: 集中力の低下、やる気が起きない、うつ状態
今までバリバリ働いていたのに、「急に仕事に集中できなくなった」「以前のように走れなくなった」と感じて自信を失ってしまう方もいらっしゃいます。
男性にとっても、お仕事や生活への意欲は生きる上でとても大切ですよね。田七人参は男性のホルモンバランスや自律神経を整えるのにも役立ちますので、ご夫婦で飲まれるのも良いかと思います。
更年期世代におすすめしたい「田七人参」の力

──食事やサプリメントなどで、おすすめのものはありますか?
吉田: 私が特におすすめしているのが「田七人参(でんしちにんじん)」です。
更年期はエストロゲンの減少によって不調が起きますが、田七人参に含まれる「サポニン」という成分には、自律神経を整える働きが期待できます。 更年期特有のイライラやほてり、心の不安感を緩和してくれるので、とても効果的だと思っています。
──具体的にどのような変化が期待できますか?
吉田: 田七人参を飲むと体が温まり、血流が良くなります。ホットフラッシュのような「のぼせ」も、実は冷えからくるバランスの乱れが原因のことも多いんです。
体を温めて、自律神経とホルモンバランスを整えることで、心身ともに元気を取り戻していく方が多いですね。症状が出てから飲むのも良いですが、45歳くらいから予防として飲み始めておくと、症状を軽く抑えられるのでおすすめです。
最後にメッセージ
──更年期に悩む方へアドバイスをお願いします。
吉田: まずはサプリメントや漢方など、体に優しいものから取り入れて、セルフケアを試してみてください。それでも症状が辛い場合や、「おかしいな」と感じた時は、無理をせずに私たちのような専門家やお医者さんを頼ってくださいね。
更年期は誰もが通る道です。「必ず楽になる方法はある」と安心して、一緒に乗り越えていきましょう。
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※本ページでご紹介している情報は、特定の商品の効果効能を謳うものではありません。
記載されている効果や効能に関する記述は、商品、体調や症状など個人差が生じる場合がございます。ご自身の健康状態に関するご相談や、具体的な商品の効果についてのご質問は、必ず医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。








