ウェルネス通信

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漢方カウンセラーに聞く!田七人参を飲むと良い人の特徴とは

2025.10.15

漢方カウンセラーとして活動する吉田幸代さんは、漢方薬局で日々いろいろな不調に悩む多くの患者さんの相談を受けています。自身もアレルギー体質を改善するために田七人参の漢方薬を常用しており、その効果を実感されています。今回は吉田さんに、田七人参の特徴やどんな人がサプリを飲むとよいかなど、お話を伺いました。

吉田幸代 田七人参 漢方

漢方カウンセラー・医薬品登録販売者
吉田幸代さん
登録販売者としてドラッグストアで7年間勤務。医薬品担当のリーダーとして勤務しながら、東洋医学専門学校【クラシエ】で2年間漢方を学ぶ。自身のアレルギー体質と向き合いながら西洋薬と漢方薬について深く理解し、体質改善と未病を防ぐ漢方薬の世界に飛び込む。現在漢方カウンセラーとして、様々な患者様の心身の悩みに向き合う。

漢方医学から見る田七人参の力

田七人参 漢方

ー今回は漢方カウンセラーの吉田さんに、田七人参(でんしちにんじん)についてお話を伺いたいと思います。まずは自己紹介をお願いします。

吉田さん(以降、敬称略):私は漢方カウンセラーとして患者様の体や心の悩みを伺っています。不妊治療や更年期障害、高血圧、糖尿病など様々なお悩みをお一人お一人カウンセリングしています。西洋医学では治療が難しい心の問題や体質改善の分野を専門にしています。みなさん漢方薬はあまり身近なものではないかもしれませんが、例えば花粉症に悩む方は症状を抑える薬を飲むことが多いと思います。一方で症状を抑えるのではなく、体質を根本的に変えることで花粉症の症状を出にくくするのが漢方です。

ー吉田さん自身も、漢方で体質改善をされたそうですね。

吉田:そうなんです。昔から極度のアレルギー体質だったので、小学生の頃からいろんな病院にも行きましたし、いろんな薬も試してきました。なかなか治らず悩んでいたときに漢方に出会い、やっと断薬できたという経験があります。そこからもっと漢方について知りたいと思い、クラシエの「漢方教室」に通い、基礎から学びました。漢方は西洋医学の薬とはちがい、その方に合わせて調合してお出しするので、基本的にはオーダーメイドになります。奥が深い世界に魅了され、今も勉強中です。

ー「田七人参」が体質に合ったということですが、詳しく聞かせてください。

吉田:ある漢方と、田七人参のおかげで断薬できました。田七人参はデトックス効果が期待できる生薬なので、ある漢方と田七人参の二つのアプローチが私の体質には合っていたようです。特に田七人参は漢方の世界ではなくてはならない生薬で、今も健康を維持するために飲み続けています。とても信頼のあるメジャーな生薬ですね。私たちは日々、体内にいろんなものが溜まっていきますが、田七人参でデトックスできるので、多くの方の体質改善におすすめしています。

高麗人参と田七人参との違い

田七人参 漢方

ー「田七人参」はどんな方におすすめでしょうか。

吉田:例えば、飲み会がある日にコンビニでウコンのドリンクを買う方って多いですよね。私としては、そんなときにこそ田七人参をおすすめしたいです。肝臓への働きがとても高いので、日常的にお酒を飲む方はぜひ田七人参を摂っていただきたいですね。それから、女性は40代を過ぎるとエストロゲンという女性ホルモンの分泌が減ります。その影響でコレステロール値が上がるケースが多いのですが、そういう方にも田七人参をおすすめしています。病院で処方された薬でコレステロール値を下げる方も多いと思いますが、副作用も心配ですよね。田七人参は体質改善でコレステロールをコントロールしますし、副作用もすごく少ないです。更年期の症状にも働きかけるので、長い目で見て田七人参をおすすめしています。

ー漢方の人参というと、高麗人参のイメージがありますが、田七人参との違いを教えてください。

吉田:高麗人参と田七人参は、どちらもウコギ科ニンジン属の植物ですが、それぞれ異なる特徴や効果を持っています。高麗人参は、主に滋養強壮や疲労回復に優れていて、体を温める作用があります。美容やアンチエイジングとしても活用されることが多いですね。一方で田七人参は、血流改善や炎症抑制に効果的とされていて、デトックスが期待できます。高麗人参は高血圧の方は服用できませんが、 (一緒に服用されたい場合はお医者様と相談してからをおすすめしてます)田七人参は特に問題なく飲めるという違いもあります。両方とも漢方の生薬として長い歴史があり、今も重宝されていることから、その効果の高さが証明されていると言えます。西洋医学の薬はすぐに効果が出ますが、漢方の生薬は体質を根本から改善するため、効果を実感できるまで長くかかるのが特徴です。

田七人参サプリの効果的な飲み方

田七人参 漢方

ー「田七人参」はサプリメントでも摂取できますが、どのような飲み方をするのがよいでしょうか。

吉田:漢方には、上薬(じょうやく=元気でいるための生薬)、中薬(ちゅうやく=漢方でも効果が高い生薬)、下薬(げやく=病院で処方される生薬)という種類があるのですが、田七人参は上薬なので、ずっと飲み続けることで徐々に効果を発揮するタイプのものです。そのため、サプリメントでも毎日飲み続けるとよいのではないでしょうか。飲み合わせの悪い成分もないので、どんな方でも気軽に飲めるものですね。デトックス効果が高いので、お酒を飲む30分前に飲むと、翌朝楽になるはずです。空腹のときのほうが吸収されやすいので、私は食前に飲むよう心がけています。

【ご注意】
妊娠中は体調が変わりやすいため、摂取をお控えください。

ー続けるうえで、注意しておくべきことはありますか。

吉田:漢方(上薬)もサプリメントも西洋薬のように飲んですぐ効果があるわけではないのですが西洋薬の良いところは辛い症状をすぐに取ってくれる。漢方や田七人参は根本を治していくのでゆっくりではありますが少しずつ症状が良くなって行きますし、副作用の面でも西洋薬より安心です。少なくとも半年以上は続けていただきたいです。とあるデータでは、マウス実験で体質改善を試みたところ、半年から1年かかったそうです。ある程度体質が変わってきたら、そこから少しずつ減らして良い漢方もあります。ただ、人は年をとるにつれ、どんどん身体の機能が低下していきます。元気に過ごすためには、加齢に合わせて必要なものを補っていくことが必要なんですね。最近は漢方を取り入れる方も増えてきましたが、これからの社会ではますます重要になると思っています。高齢化社会では、対症療法より未病の段階でケアすることがより一層大切だからです。ぜひ長い目で体質改善をして、生き生きとした毎日を過ごしていただきたいですね。

※本ページでご紹介している情報は、特定の商品の効果効能を謳うものではありません。

記載されている効果や効能に関する記述は、商品、体調や症状など個人差が生じる場合がございます。ご自身の健康状態に関するご相談や、具体的な商品の効果についてのご質問は、必ず医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。

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