ウェルネス通信

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田七人参はなぜ女性に人気?効果とその理由を紹介

2024.11.23

薬用人参の王様と言われる田七人参は、古くから中国で重宝されてきた植物。近年では日本でも漢方薬やサプリ、健康食品として愛用されています。特に女性ならではの不調を改善したい方に支持されているので、その理由や詳しい成分を解説します。

更年期のバランス不調にアプローチする田七人参

田七人参 効果 女性

女性は加齢にともなって女性ホルモンのエストロゲンが減少し、その影響でさまざまな心身の変化を感じるようになります。いわゆる更年期と呼ばれるもので、一般的には40代後半から50代前半に起こることが多いです。エストロゲンには骨や血管を丈夫にしたり、肌や髪を美しく保ったり、精神を安定させたりする役割があるため、急激に減少する更年期には、のぼせやだるさや冷えを感じたり、イライラや気分の落ち込みによって不眠を招いたりすることがあります。

最近では、ホルモン補充療法によって症状が緩和できるようになったので、早めに対処することができるようになりました。また漢方で改善したいという女性も多く、「婦人科三大処方」と呼ばれる当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸は有名です。

一方で、更年期は女性なら誰しも経験する自然なことなので、薬を使って症状を抑えるのに抵抗があるという方も多いようです。そんな方に人気なのが、薬用人参の王様とも呼ばれている「田七人参」。栄養食品やサプリメントで摂取できるので、薬に抵抗がある女性にも支持されています。

田七人参とはどんな植物なのか?

田七人参 効果 更年期

田七人参 効果 更年期

田七人参は、高麗人参と同じ薬用人参の一種で、中国伝統医学で使用されてきた薬草です。約400年前の薬物研究書『本草綱目』にもその薬効が記載され、金にも換えがたいほど貴重なものとして「金不換(きんふかん)」と呼ばれるように。薬として重宝されるとともに、薬膳原料として食事にも取り入れられてきました。

漢方では血液がドロドロな体質を「瘀血(おけつ)」と言い、それが原因でさまざまな不調を引き起こすとされています。更年期には悪玉コレステロールが増加し血液がドロドロになりやすく、それが冷えや疲労感の原因になっています。それに対し、田七人参に含まれる「サポニン」という成分は血の巡りに作用するため、更年期の不調にもアプローチすると考えられているのです。
また、田七人参には骨を強くする成分も豊富なので、骨粗しょう症になりやすい更年期の女性には特におすすめの植物だと言えます。

田七人参サプリの効果的な飲み方は?

女性ならではの不調の緩和に効果的な田七人参ですが、市販されているサプリにはさまざまものがあります。例えば成分の含有量が少ないものや高純度ではないものを選んでしまうと、効果を実感しにくいケースもあります。また、もったいないからという理由で推奨されている目安の量よりも少なく飲んでしまっては、効果は半減するでしょう。更年期のつらさを緩和するには、信頼できるメーカーから販売されている高品質なサプリを、推奨されている通りに摂取することが大切になります。

というわけで今回は、田七人参はなぜ女性に指示されているのか?その理由を解説してきました。ぜひ自分にぴったりの田七人参サプリを探して、健康維持に役立ててみてください。

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